昔、雇われ社長をしていた頃、人前で話す機会がよくあった。大人数を前で話すのは今でも苦手だが仕事なのでやっていた。人前で上手く話せない原因の一つとして思慮の浅さがあると思う。性格だからという理由は認めない。

友達同士でも普段から興味が薄い事や意識してない事を議題としても知識が少ないので会話が成り立たない。逆に、趣味や好きな事についてなら自信を持って語る事ができる。

会社を設立すると起業の理由や理念などをよく人に聞かれる。当然、考えていた事だったが聞かれる回数と時間が経つにつれて考えが揉まれていはっきりしたものになってくる。

私が会社の事について聞かれた時に答えられない事があるという事は会社について普段から深く考えていないという事になってしまう。会社のデータから今後の戦略、将来の展望など常に考えていれば回答できて当たり前だ。

会社を興してから常に「営業をどうしよう」「採用をどうしよう」と言う事をしつこく考えている。その他、会社に関わるあらゆる事を思慮深くしているのは経営者として当然の責務であると思っている。

深く考える事によって自問自答が繰り返されるため人と話すシミュレーションにもなっている。サラリーマンの頃と比べて格段に思慮深くなった事を感じるし悩みの質も量も格段に増えたがやりがいと受け止めている。意外と向いているかもしれない。

よく考える事が経営者としての仕事なのでハゲるのも仕事の内。

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