世の中に前向きな転職が出来る人がどれほどいるだろうか。転職をするという事は環境を変えるという事。今まで築いた人間関係や立場、馴染んだ社内文化など全てをかなぐり捨てて新天地でイチから再構築する事になる。

よく「スキルアップしたくて」という理由を聞く。何でも今の会社に居てもこれ以上スキルが上がる見込みがないとの事。果たして本当にそうだろうか？会社の中にステップアップの道が全く存在しないなんて有り得ない。

どのような環境下でもチーム内で成果を上げればサブリーダー、チームリーダーになり仕事にボリュームも出て選択肢も増える。仕事のできる人ほどやりたい事や環境を自分の力で掴み取る。逆に仕事ができないほど言い訳の転職が多くなる。

勿論、転職自体悪い事ではないし実際に順調なキャリアを築いている人もたくさんいる。大切な事は「何故転職するのか？」「問題は何か？」を考える事。自己分析をしっかりしないと、やみくもに環境を変えるだけの転職を繰り返す結果になる。

特に、当社に応募して頂く方には明確なビジョンを持って来ていただきたい。何故当社なのか、当社で何がしたいのか。技術職がやりたいだけの応募者が多い中、面接時に「個」ではなく「ビジネス」について語れる方が来てくれると嬉しい。

企業の採用意欲が戻らない中、転職のハードルは上がっている。毎回言っているが、会社を辞めるのは次の会社が決まってから！！条件面でも不利になるし、辞めてから初めて不況を痛感するのが今なんです。

転職を成功させたいのであれば一貫したキャリア、明確な目的、在籍中の活動、これらは条件の一部ではあるが重要な事だと思います。社長兼、採用担当兼、営業担当をしていると見る目も厳しくなるが良い人が居れば積極採用していきたいものである。

良いサービスを