今日で最終日、深夜の便で日本に帰る予定。9時に目覚めて朝食ビュッフェに行く。オムレツやパンが美味しく朝から食いすぎる。来週グラップリングの試合があるので一応減量中です。食べて二度寝して昼過ぎに目覚める。しばらくネットをしたのちにメインバザールでお土産を物色。

メインバザール、隅々まで見ました


長居したお気に入りの店


何気なく見ていたアンティークな望遠鏡に惹かれてしまい急遽円を両替する。店の人曰くかなり古い時代の物だというがアンティークテイストに作ったインテリア商品だということは百も承知で購入。真鍮製でずっしりとした重量感、無駄に動く稼働箇所。少年心を刺激する一品です。

超合金ロボを彷彿とさせる重量感


どうせ量産品で一つ買ったら裏から同じものを持ってきて補充するんじゃないかと疑って「これ二つください」と言ってみる。「いや、これは一つしかないんだ」と出てこない。店員同士で少し話して「一週間あれば用意できる」と返ってきた。「作るのに一週間かかるの?」と聞くと、「そうだ。いや、違う!同じようなのを探してくる」とどこまでも本物の体で面倒くさい。

気になった冒険の書風なノートも購入


インドのコンビニ


このラインナップがあればしばらく戦える気がする


Tポイントカードありますか?


店に長居しすぎて気づいたらすっかり夜に。店を出て、少し離れた某通りにある土産物屋に向かう。途中まで歩くも時間がないのでトゥクトゥクを拾って急ぐ。トゥクトゥクをには運転手とその友人みたいのが乗っていて二人で色々話しかけてくる。

日本から来た事がわかると笑顔になり「おれは日本が好きだ、日本人を尊敬している」などと気持ち悪いくらいにおだててくる。あいさつ程度の日本語を話してくるので付き合う。しかしトゥクトゥクをの走る方角が目的地と違う気がして違和感を覚える。再度地図を見せて「ここに行きたい」と何度も念を押す。閉店の時間も迫っていることもあり非常に焦るがどうのしようもない。

運転手は「大丈夫、大丈夫」と言うがそれほど遠くない場所のはずなのに随分走っているような気がする。しばらく走ってトゥクトゥクが止まり「さあ着いたぞ、ここで買え!」と全く頼んでもいない店に連れて行かれる。「ここは友達の店だから大丈夫だ!」と、必殺のインド式。

時間がない最悪のタイミングでやってくれた。地図を指して「ここに行きたいんだよ!全然違うだろ!」と猛抗議するも「もうその通りの店は閉まっている、ここで買え」と話にならない。こんなやり取りをしている間にも時間は過ぎていく。何よりこんな遠くまで連れてきやがって!

「何でお前らの小遣い稼ぎのために店を限定されなきゃならねぇんだよ!ふざけんな!!」日本語で怒鳴りながらトゥクトゥクに渾身の右フックを叩き込む。まさか恵比寿のボクシングジムで散々練習した右フックをインドのトゥクトゥクに打つことになるとは思わなかった。

すると二人はよくわからない言葉でわめきたてて一触即発状態。もはや本来の目的地に向かわせる事は不可能と判断、というか、今乗ったらどこに連れて行かれるかわかったもんじゃない。30ルピーを渡しその場を去る。急いで別のトゥクトゥクに乗ってリトライ。すると、このトゥクトゥクも友達の店、なる提案をしてきたので断固として断って地図を指して向かわせる。

やはり大分遠ざかってしまっていたようで戻るまでに時間がかかった。ついた頃にはほとんどの店が閉店作業中で買い物が出来る状態ではなかった。最初から来ていれば・・・。トゥクトゥクひっくり返して来ればよかった。諦めてかろうじて開いてる店を軽く見てホテルへ戻る。

23時には空港へ行く必要があるので急いでシャワーを浴びて最後の食事を取ってチェックアウトせねばならない。ゆっくりと食事をする時間がない。ホテルにある二つのレストランのうち、バイキングの店を選んで入る。着席して取りに行こうとすると、「シットダウンプリーズ」と座らされる。

ん?取ってきてくれるのか?いや、でも自分の食べたいものを・・・と戸惑っているとメニューを見せ何かを説明してくる。「もしかしてコースですか?」と聞くと「Yes.」。どこの世界に急いでる時にコース料理食うやつがいるのかと。完全に勘違いして店に入ってしまったが今更引けない。

フライトまで時間がないのでとにかく早く出してくれ、とウエイターに強くお願いする。すると、順番そっちのけでデザートからやってきた。その後、肉料理が2点ほど続き前菜が来てカレーが来て、とわんこそばの早さで提供されていく。なんだ、やればできるじゃないかインド人!全ての料理が終わり最後のスイーツ、コーヒーまで20分強でコース終了。一人飯なんてこれくらいの早さで丁度いい。

コース料理で最初に提供されたのはスイカ


頑張って急いでくれたウェイターさん


ウエイター達はなぜか全員ツナギ


インドのスイーツはくそ美味い


2日間だけどサービス含めてインドで一番良かったホテル


部屋に戻り荷支度をして予定通りの時間にチェックアウト。メトロで空港に向かうも乗る路線を間違え乗り換えが発生して焦る。近くにいたインド人の二人組に路線を聞き確認すると丁寧に教えてくれた。同じ方向だったのでしばらく車内で雑談する事に。

インド人に聞かれる事は大体同じ。「何日間いたんだ」「インドはどうだ」「仕事はなんだ」と。そこで「インドは嘘つきが多い」と答えると二人して苦笑いになる。自分達でも外国人をボッタクってるというのは認識あるんだろうな。そんなトークも電車が駅についてお開きに。握手をして別れようとしたら「フェイスブックやってる?」ときた。「いや、面倒くさいから止めた」と言うと、「じゃあどうやって君に連絡を取ればいい?」と。いや、取らねぇよ。

「今だけだよ、いつかどこかでね」ときれいにサヨナラ。また電車で迷ってたら声かけてくれ。再度握手を求めてきたので右手で握るふりして直前で止めて左手で甲の方から握ってやったら、えーって顔になった。やはり左手は汚い扱いなのだろうか。

無事空港に着いたものの電車間違いのロスが響いて時間がない。急いでお土産を買って、プライオリティパスの使えるラウンジでジュース飲んでゲートへ向かう。しかしながら遅延で待つことに。だいぶ遅れているらしいので再度ラウンジに戻る。焦ってダッシュして損した気分。

霧の影響で欠航が多い(主に国内線)


ラウンジでシャワーを浴びてビールとワインを飲みながらネットをする。持ってて良かったプライオリティパス!結局2時間ほど遅延して飛行機が到着。1日に5回は切れたインド旅はこれにて終了、明日からは仕事が待っている。色々あったけど来て良かったインド。

クレジットカードの付帯だけど会員費の元は取るつもりで


ありがとう、インド。二度と来ないよ


良いサービスを

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