税理士と打ち合わせ中、ひょんな事からサラリーマンの将来について話した。以前、エンジニア35歳定年説がささやかれた時期もあった。しかしながらスキルのあるエンジニアはしっかりと上流工程やプロマネとして活躍をしている。

営業の立場から考えると、35歳で現場の仕事がなくなるのはオペレーター仕事だ。指示書やマニュアル通りに実行するだけの仕事であればちょっと勉強した若手の方が安く雇えるため人材の代謝が起こる。

技術や経験があれば40歳でも現場で活躍できるが果たして45歳になるとどうか。実際にまだ現場でエンジニアをしている人も確かにいる。しかし需要が減っている事は明らかだ。

という事は45歳を過ぎたエンジニアは将来どうなるのか。というか、私は新卒からIT業界で働いているのでエンジニアの将来という視点で考えてしまっていたがこれは決してエンジニアに限った事ではない。

40代にもなると20代、30代の時の貯金(経験)で生きているはずだが組織のピラミッド構造を考えても全員が管理職や経営陣になれるわけではない。それは業界、職種問わずだと思う。

どんな会社にも窓際やリストラは存在する。早期退職でリタイアして飲食店や農業をする人もいるだろうが日本の99%は中小企業であり退職金がなかったり雀の涙だったりした場合は第二のスタートもきりづらい。

毎月がカツカツで貯金が出来ないサラリーマンは結構いる。そういった人が突然のリタイアを余儀なくされたらどうなるんだか考えるだけで怖い。

結局自分の身は自分で守るしかないのだがあまりにも自分本位の考え方になるとサラリーマン人生の美味しい時期だけ会社に捧げ、用が無くなれば捨てられかねない。

そうならないためには会社や市場にとって本当に必要な人材になるしかないと思う。40歳を過ぎて縁もゆかりもない会社に飛び込みの転職活動をするような事にならないためにも。

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